こんにちは、あねたくです。
- 看護師をやめたあとのお金が心配!
- 失業保険をいくらもらえるのか知りたい!
- 失業保険をもらうときの注意点を知りたい!
この記事は約20分で読めます!
失業保険を使うことで退職後のお金の心配を大きく減らすことができます。
しかし間違えるとペナルティを受けることもあります。
今回は実際に失業保険を活用したあねたくが失業保険のもらい方やよくある疑問についても解説します!
いくらもらえるのかやバイトをしてもいいのかなどにもお答えするので安心して失業保険を活用できるようになります!
失業保険を活用して安心して転職活動できるようにしよう!
失業保険とは

失業保険は仕事をやめた人が次の仕事を探す間の生活を守る目的で支給されます。
一般的にみんなが考えている失業保険は、雇用保険の中にある失業給付の基本手当のことを指します。
月収30万円の人が失業保険を受給する場合、30日分で約17万円もらえます。
失業保険をもらう条件
失業保険をもらう条件は以下のとおりです。
- 今すぐにでも働ける状態であること
- 仕事をやめていること
- 次の仕事を探していること
- やめる前の2年間で12ヶ月以上雇用保険に加入している
1つでも条件を満たしていないともらえないので気をつけましょう。
今すぐにでも働ける状態であること
1つ目の条件は、今すぐにでも働ける状態であることです。
失業保険は求職中の生活を守るための給付なので働けることが条件になります。
働けない状態とは傷病手当金を受給していたり、家族の看護のためや出産などの状態をいいます。
他にも退職後に学校で勉強してから就職したい場合も働けない状態になるので失業保険はもらえません。
就職できればすぐに働き出せる状態であることが大切です。
仕事をやめていること
2つ目の条件は、仕事をやめていることです。
こちらも失業保険は求職中の生活を守るために支給されるものという理由です。
退職日まで有給消化で休んでいる状態の人は、失業保険の申込ができません。
失業保険を申込む日が退職日の翌日以降であれば問題ありません。
次の仕事を探していること
3つ目の条件は、次の仕事を探していることです。
こちらも失業保険は求職中の生活を守るために支給されるものという理由です。
次の仕事が決まってからやめる場合は失業保険をもらえません。
次に就職するまでに失業保険をもらいながら休みたい人は気をつけましょう。
失業保険は申込をしてから、はじめて受給できるまでに1ヶ月半以上はかかります。
生活費が足りない人や心配な人は、無理に失業保険をもらおうとすると生活が破綻するので注意が必要です。
やめる前の2年間で12ヶ月以上雇用保険に加入している
4つ目の条件は、やめる前の2年間(24ヶ月)のうちで12ヶ月以上雇用保険に加入していることです。
失業保険は雇用保険の内容の一つなので、雇用保険の保険料を払っていない人はもらえません。
つまり最低でも1年間は入職している必要があります。(12ヶ月以上の雇用保険加入が必要のため)
例外として特定受給資格者や特定理由離職者は、1年間で6ヶ月以上雇用保険に加入するという条件に緩和されています。
特定受給資格者や特定理由離職者は転職理由によって決まるので一度確認してみましょう。
認定されると条件だけでなく受給できる期間等も変わるので大切です。
給与明細の雇用保険料の欄に金額が書いていれば雇用保険に加入しています。
もらえる失業保険の金額
失業保険でもらえる金額の計算方法は1日あたりの金額×もらえる日数分で決まります。
失業保険では給与のように月ごとの計算ではないので注意しましょう!
1ヶ月(30日)で、今までもらっていた給与の約5~8割を支給されます。
詳しい計算方法はこれから解説しますが、簡単にできるdodaのシミュレーションがあるのですぐに知りたい方はそれで計算するのが簡単です。
シミュレーションには以下の情報が必要です。
- 6ヶ月間の賃金総額
- 退職時の年齢
- 雇用保険の加入期間
- 退職理由
1日あたりの金額の計算方法
1日あたりの金額の計算方法は、離職前の6ヶ月間の給与の総額を180で割り(基本日額)、その約5~8割で計算ができます(基本手当日額)。
給与にはボーナスは含めません。
離職時に30~44歳の一覧表です。これに当てはめるとおおよその金額がわかります。
その他の年齢はこちらから
賃金日額 | 基本手当日額(1日あたりの金額) |
2,869 円以上 5,200 円未満 | 2,295 円~4,159 円 |
5,200 円以上 12,790 円以下 | 4,160 円~6,395 円 |
12,790 円超 15,690 円以下 | 6,395 円~7,845 円 |
15,690 円以上(上限) | 7,845 円(上限) |
正確な金額は雇用保険説明会でもらえる雇用保険受給資格者証に記載されています。
もらえる日数
もらえる日数は以下によって変わります。
- 離職理由
- 離職時の年齢
- 雇用保険に加入していた期間
転職した場合(自己都合退職)のもらえる日数は90日~最大150日です。
雇用保険に加入していた期間 | |||||
1年未満 | 1年以上 5年未満 | 5年以上 10年未満 | 10年以上 20年未満 | 20年以上 | |
全年齢 | 90日 | 90日 | 90日 | 120日 | 150日 |
転職の場合、年齢によってもらえる日数は変わりません。
雇用保険に加入していた期間で変わります。
その他の退職理由でのもらえる日数はこちらから
失業保険をもらう5ステップ
失業保険をもらうには住んでいる地域を管轄しているハローワークで手続きが必要です。
退職日の翌日以降にハローワークで求職申込を行いましょう。
持ち物は以下のとおりです。
- 離職票(退職後2週間以内に郵送される)
- マイナンバーカード(個人番号がわかる書類)
- 免許証等の身元確認書類
- 本人名義の通帳かキャッシュカード
- 3×2.4センチの写真2枚(マイナンバーカードで代用可)
指定された日に雇用保険説明会に出席しましょう。
日程は求職申込時に、受給資格の認定がされればその日に通知されます。
失業保険をもらうために必要なので忘れないようにしましょう。
説明会では失業保険についての今後の手続きや受給資格者証の配布があります。
待機期間と給付制限期間が経過するのを待ちましょう。
この期間は失業保険がもらえません。
自己都合退職の場合は待機期間が7日間、給付制限期間が1ヶ月間あります。
特定理由等の条件を満たすと給付制限期間がなくなり、待機期間(7日間)の経過で失業保険がもらえます。
失業保険をもらうには求人への応募やセミナーの受講等を行う求職活動実績が必要です。
前回の認定日から今回の認定日の前日までに2回以上の求職活動実績がないと失業保険はもらえないので注意してください。
認定日にハローワークへ行き、経過した日数の認定を受けましょう。
最初の認定日は受給資格者証の裏面に記載されています。
認定を受けた日数分は1週間以内に振り込まれます。
転職の場合、申込から振込まで1ヶ月半はかかることを忘れないでくださいね!
認定日を忘れたら受給資格者証の裏面に書いています。
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